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喫煙1日30本以上、急性骨髄性白血病リスク2倍に
2017.04.17
たばこを1日30本以上吸っている男性は急性骨髄性白血病になるリスクが約2倍に高まる――。愛知県がんセンター研究所と国立がん研究センターの研究チームは15日までにこうした調査結果をまとめた。
研究チームは全国の40~69歳の男女、約10万人を1990年から2012年まで平均約18年間、追跡調査した。喫煙と白血病のかかりやすさの関係を、年齢や性別、職業などが結果に影響しないように分析した。
男性で現在たばこを1日30本以上吸っているグループは急性骨髄性白血病にかかるリスクが、たばこを吸わないグループに比べて2.2倍高かった。女性は喫煙者や白血病になる患者数が少なく、はっきりしなかった。
急性骨髄性白血病の発症率は人口10万人当たり2~3人で、高齢者になるにつれて増えるとされる。研究チームは「急性骨髄性白血病の予防に禁煙が重要だ」としている。
2017.4.16 日本経済新聞より