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がん超高額薬止めどきは 国立がん研究センターなど治験

2017.05.29

国立がん研究センターなどは、治療効果が高いが超高額な「オプジーボ」などのがん免疫薬について、適切な投薬期間を探る医師主導の臨床試験(治験)を年内に始める。約300人の患者で2年かけて検証する。いったん免疫の働きを高めれば、投薬をやめてもがんを抑える効果が続く可能性がある。不要な投薬を減らして治療費の抑制につなげる。

半年で投与をやめても生存率に差がないと検証できれば、厚生労働省や学会が示す治療指針などに反映させる。現在はいつ投薬をやめるのかは医師の判断に委ねられている。最適な投与期間を示せれば、国の医療費節減になるほか、患者にとっても費用負担や副作用のリスクを減らせる。

治験の対象は、オプジーボと2月に発売された「キイトルーダ」。いずれも免疫の働きを高める「免疫チェックポイント阻害剤」と呼ぶ新しいタイプの薬だ。免疫にブレーキをかける細胞のたんぱく質が働かないように作用し、がんへの攻撃を促す。肺がんや皮膚がんの一種である悪性黒色腫の治療に使われている。がん細胞を化学物質で殺す従来の抗がん剤と違い、いったん効果が表れれば持続するとされる。

治験には、40以上の医療機関が参加する計画。効果が表れた肺がん患者約300人について、投薬を半年でやめるグループと続けるグループに分けて検証する。病状が悪化した場合は、投薬を再開する。また、患者が希望すれば、症状が悪化していなくても投与を再開できるようにする。

体重60キログラムの患者が2週間に1回オプジーボの投与を受けると、薬代は年間約1750万円、キイトルーダは約1400万円もする。国内で新たに肺がんと診断される患者は年に約11万~13万人とされる。免疫薬が効くのは2~3割だが、治療を受ける患者は今後も増え、医療財政を圧迫すると懸念される。

医療技術の進歩で高額な新薬が財政を圧迫しており、政府は2年ごとだった薬価見直しを毎年実施できるようにして引き下げやすくした。この問題のきっかけとなったオプジーボについては、2月に緊急措置として半額に引き下げた。

2017.5.29 日本経済新聞より

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