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身体と向き合う 排尿に異常きたす前立腺がん

2014.12.29

前立腺がんは比較的ゆっくり進行する。ただ、骨などに転移するケースもあり、油断はできない。早期に見つけて、手術や放射線などで治療することが重要だ。

前立腺は膀胱(ぼうこう)から出る尿道を取り囲むような構造をしている。このため、前立腺肥大症や前立腺がんになると、排尿にまつわるさまざまな症状が出る。

おしっこが近くなったり、うまく出なくなったり、排尿後も尿が出きっていないと感じたりする。こうした悩みがある場合は、早めに専門の泌尿科医を受診し、検査を受けることが望ましい。

血液検査で前立腺がんを早期に発見できる腫瘍マーカーとして、「PSA」がある。これは前立腺がんに特異的な腫瘍マーカーで、健診や人間ドックで調べることができる。この数値が高ければ、前立腺がんの可能性が極めて高い。泌尿器科で適切な処置を受けてもらいたい。

2014.12.26 日本経済新聞より

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