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がん社会を診る 治療法選択は慎重に

2015.05.13

がんの治療法のうち、科学的に効果が証明されているのは、手術、放射線治療、抗がん剤を使う化学療法だけといえます。これ以外の治療については、十分な効果が立証されていないため、代替療法と呼ばれます。抗がん作用を期待したサプリメントなどの使用もお勧めできません。

がんの治療の目標は3つあります。がんを完全に治す根治、生存期間を延ばす延命、つらい症状をとる緩和です。根治とはがんが二度と再発しないことですが、実際には多くのがんで、再発せずに5年経過した場合に便宜的に根治と考えます。5年生存率が治癒率とほぼ同義に使われるのはこのためです。乳がんなどでは、治療後10~20年後の再発もあるため注意が必要です。

白血病などを除く固形がんの根治には、手術か放射線治療か、少なくともどちらかが必要となります。わずかな例外を除き、抗がん剤だけで、固形がんの根治はできません。その意味で、手術と放射線治療ががん治療の主役かつライバルといえます。最近では、手術、放射線治療、化学療法の3つを組み合わせた集学的治療も一般的になっています。有効な手だては全部使おうという、ごく当たり前の考え方です。

がんが根治できない場合には、延命と症状緩和の2つが目標になります。つらい症状をとるための緩和ケアはがんと診断された時点から開始すべきだとされています。

がんの治療法には多くの選択肢がありますが、どんな治療にも何らかの副作用を必ず伴います。効果と副作用をよく理解した上で、自分自身の価値観にも合致した治療法を選ぶことが大切です。

医師の勧める治療法についても、利点と欠点をよく聞いた上で、ときには、別の医師の意見も求める必要もあるでしょう。セカンドオピニオン(第二の意見)と呼ばれますが、クルマなどの高価なものを買うとき、各社の商品をじっくり比較するのと同じで当然の行為です。

がんの治療を選ぶときは、クルマを買うとき以上に慎重でなければなりません。正しい選択には十分な情報が必要です。告知を受けた上で、自分でも情報収集に努め、納得した上で治療法を選択していただきたいと思います。

2015.05.10 日本経済新聞より

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