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がん告知・手術…どうしよう 患者の悩み解きほぐす 医療コーディネーター、医師と橋渡し

2016.09.12

病気の告知や手術による治療など、医師から重大な選択を迫られたら――。説明を聞いて従ったものの、本当にその選択でいいのだろうか、納得できているのか、誰しも思い悩むことだろう。そんな、どうしようもなく不安なときの助けになってくれるのが「医療コーディネーター」と呼ばれる人たちだ。活躍の場が広がりはじめた。

都内在住の70代の男性は、医師に前立腺がんの手術を勧められたが、決められずセカンドオピニオンを求めて4、5カ所の病院を受診。いずれでも手術以外の治療法を勧められた。それでもまだ「手術した方がいいのかも」との考えを捨てられず、医療について相談できる楽患ナース(東京・足立)を訪ねた。

看護師で医療コーディネーターの岩本ゆりさんは男性の胸のうちを聞く。すると企業戦士として生きてきたのと同様「病気とも積極的に戦いたい」との価値観が浮かび上がった。心底では手術を望んでいたのだ。

「何に悩んでいるのか本人も分からないことが多い」と岩本さん。思いを尊重すべく、手術を提示した医師に話を聞くよう助言。手術と他の治療法の効果の差や、体への負担など、選択するため医師に聞くべき質問項目を一緒に整理した。

医療従事者は、患者からの質問がなければ、理解し納得したととらえがちだが、患者や家族は知識不足や不安な気持ちでいっぱいで満足に尋ねられないことも。医療コーディネーターの役割は「決められずにいる人の課題を見つけ、解決を手伝うこと」と岩本さん。

話を聞くのに1時間、さらに質問を重ねて30分ほどで解決の糸口が見えてくる。必要なら病院に同行し、医師との会話を助ける。有料なので誰もが気軽に利用とまではいかないが、看護師や医療・福祉の実務経験者が多面的に助言してくれる利点は大きいようだ。

家族からの相談もくる。岩本さんを訪れた、がん終末期の70代の母親を看病する40代女性。治療方針に納得できず転院を希望していたが、聞けば病院への不満の裏にある「親の死期が近いことを受け止めたくない」との気持ちが強かった。

岩本さんは女性に母親としっかり対話するよう促した。その後「ちゃんと話ができた」とうれしそうな声で報告があり、母親の希望通り家で最期を迎える準備を進めたいという。岩本さんは依頼者の主治医に連絡し、在宅で緩和ケアを受けられるよう手助けした。

日本医療コーディネーター協会(東京・港)では、ホームページから相談内容を送ると、事務局からメールや電話がかえってくる。同協会の嵯峨崎泰子代表理事は「悩みの多くはこの電話相談で解消する」という。誰かに聞いてもらって整理がつくようだ。

名称は違うが、患者と家族に寄り添い、医療者との懸け橋となる看護師「メッセンジャーナース」も活躍する。訪問看護師の組織をつくった村松静子さんが「看護師だからこそ実行しなければ」と立ち上げた、メッセンジャーナース認定協会(東京・新宿)が認定している。現在、認定は28都道府県で91人。病院や福祉施設、教育機関など各自の職場で活動しつつ、一般向けのサービスも試行中だ。

医療技術が高度に専門化する一方で、患者や家族の心に寄り添う医療が難しくなっているとされる。急性期病院では在院日数の短縮化で、効率が優先される傾向が強い。そんななかで懸け橋はますます求められている。

2016.9.8 日本経済新聞より

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