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早期胃がん、日本発治療の実力

2016.04.01

「私、渡辺謙は先日受けました人間ドックで早期の胃がんを見つけていただきました」。俳優の渡辺謙さん(56)は早期の胃がんを「内視鏡手術」で切除したことを2月に公表しました。

夫人の南果歩さん(52)が人間ドックを受けるように勧め、長女の杏さん(29)が受診先の医療機関を紹介したそうです。渡辺さんは2人に感謝していると自身のツイッター(短文投稿サイト)でも書いています。

渡辺さんは内視鏡手術の一つである「内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)」を受けられたようです。胃がんは、胃の表面にある粘膜細胞が何らかの原因で不死化することで発生します。免疫細胞の監視をすり抜けて増殖を開始した胃がん細胞は、何年もかけて胃の壁の中に入り込み、やがて胃の外側にある漿膜(しょうまく)を突き抜けます。

こうなると完治が難しくなりますが、粘膜にとどまるような早期のものは、胃カメラを使って胃の内側から切除することができるのです。外科手術と比べて入院期間が短く、切除後も胃が温存されるため、体にも負担が少ない治療法です。

渡辺さんの場合も、手術は約2時間で、入院期間は4日間だったそうです。今月5日には米ブロードウェーのミュージカル「王様と私」に主演するため、成田空港から出発しています。

ESDではまず、切除する範囲に電気メスを使って目印を付けます。次に、粘膜の直下(粘膜下層)に食塩水やヒアルロン酸液を注入して、胃がん病巣を浮き上がらせます。そして、病変とその周りの組織を電気メスではぎ取ります。

ESDは日本で開発された先端治療技術で、従来の「内視鏡的粘膜切除術」では難しかった2センチメートルを超える病変でも切除可能です。現在は早期胃がんのほか、早期の食道がんや大腸がんにも健康保険が認められています。

ただし、リンパ節転移のない早期がんが対象です。進行胃がんには開腹して胃の3分の2から場合によっては全部と、リンパ節を切除する従来の外科手術を実施します。

胃がんを含め、早期がんでは自覚症状はありません。このため、がん検診を欠かさないことが大切です。

2016.3.24 日本経済新聞より

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