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がん患者の遺伝子異常、480種を一括検査

2016.11.04

がん遺伝子検査の普及をめざすベンチャー企業のテーラーメッド(東京・渋谷、緒方憲太郎社長)は、がん患者に行う網羅的がん遺伝子検査の受診先を増やす。この検査はがん患者の遺伝子異常を幅広くつかめるのが特徴だ。11月から横浜市立大学付属病院で、自由診療による受診を始める。国内では2件目で、今後も大学病院を中心に受診先を広げる。

網羅的がん遺伝子検査は、米国の著名ながん専門病院「メモリアル・スローン・ケタリングがんセンター(MSKCC)」が開発したもので、「MSK―IMPACT」と呼ばれる。

米国で最も普及しているがん遺伝子検査とされ、今年7月時点で米国で1万1千人の患者が受診している。日本での検査は、保険外の自由診療となる。検査費用は全て患者の自己負担となり、約60万円かかる。

検査では一度に480種類以上の遺伝子異常の有無を調べることができる。

抗がん剤の主流は「グリベック」や「イレッサ」などの分子標的薬にシフトしつつある。ただ患者に特定の遺伝子異常がないと、分子標的薬は効きにくい。このため事前に遺伝子異常の有無を検査する。

だが保険で行う通常検査では、多数の遺伝子異常を一度に調べることができない。患者の遺伝子異常にあった分子標的薬にたどりつくまで、時間がかかっていた。

網羅的がん遺伝子検査では、患者にどの遺伝子異常があるのか「全体像が分かる」(緒方社長)のが特徴だ。遺伝子異常の全体像が分かると、どの分子標的薬を使うと効果的か予測がしやすくなる。またがんのタイプや原発巣も推定でき、医師が治療方針を立てるのに役立つ。

検査は、患者のがん組織を採取しMSKCCに送る。担当医師に結果報告書が届くと、医師は結果を基に患者に説明する流れだ。

イレッサやグリベックなどの分子標的薬は、健康保険が適用されるがんの種類が限られる。患者のがんが保険適用外でも、イレッサやグリベックが効くタイプの遺伝子異常を確認できれば「自費診療で使うことも検討できる」(緒方社長)。

また患者の遺伝子異常が分かれば、開発中の抗がん剤の臨床試験にもより参加しやすくなる。

ただ網羅的がん遺伝子検査でも、分子標的薬の使用につながる遺伝子異常がわかるのは全体の約45%にとどまる。うち約10%で米国で承認済みの分子標的薬が存在する。残りの約35%は開発中の分子標的薬がある。

MSK―IMPACTは今年6月に順天堂大学付属病院で最初に導入された。国内ではテーラーメッドが仲介し「来年末までに年100人程度の検査受託を目指している」(緒方社長)。

網羅的がん遺伝子検査は、大学やがん拠点病院などを中心に、国内でも普及しつつある。

国立がん研究センターなどが手がける「SCRUM―Japan」は、国や企業からの資金提供があり、患者は無料で受診できる。ただし現在募集中のがんの種類は、肺がんや一部の消化管がんに限られる。

このほか京都大学医学部付属病院や北海道大学病院などは、三井情報(東京・港)が提供する「オンコプライム」という検査を導入。京大では約90万円、北大では約100万円で受診できる。

2016.11.1 日本経済新聞より

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