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血液1滴でがん検査 東芝、21年にもキット実用化

2019.11.29

東芝は血液1滴から13種類のがんを発見できる検査キットを開発した。がんにかかっているかどうかを2時間以内に99%の精度で判定できるという。2020年にがん患者を対象に実証試験を始め、21~22年に人間ドックの血液検査などで実用化することを目指す。2万円以下で検査できるようにする考えだ。

東芝が感染症検査用などで販売している遺伝子検査チップをもとに開発した。がんができると血液中に増える「マイクロRNA」という物質を検出する。東京医科大学や国立がん研究センターが開発に協力した。

過去に採取されたがん患者の血液で精度を検証した。大腸がんや肺がん、膵臓(すいぞう)がんなど13種類のがんについて、何らかのがんにかかっているかどうかを99%の精度で判定できたという。大きさが1センチメートルに満たない早期のがんも発見できた。医療現場ではこの検査を受けて、どの臓器にがんがあるかを画像診断などで確認する。

同様の技術は東レなども開発しているが、東レの検査は特定のがんを調べる手法で、多数のがんを調べるには数万円以上かかる見通し。東芝は13種類のいずれかのがんにかかっていることが1度で分かり、採血から2時間以内と、東レなど他社の数分の一程度の時間で結果が出るのも特長。半導体などの技術を活用し、電気的な方法でマイクロRNAを検出する。

20年に始める実証試験では、新たにがんと診断された患者などを対象により大規模に判定精度を検証する。この結果を受けて、まずは人間ドックなどで自費で受ける検査として実用化する考え。

将来は国の承認を取得し、公的保険が適用されることを目指す。13種類のうちどのがんにかかっているかを特定する技術の開発も進めるという。

東芝は16年に医療機器事業をキヤノンに売却したが、18年に医療事業への再参入を表明。遺伝子解析に基づく個別化医療などに力を入れる。

2019.11.25 日本経済新聞より

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