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がん社会を診る 検診、早期発見へ絶えず変化

2015.11.02

がんは早期に見つかれば治る確率が高い病気です。がん検診の目的はがんの早期発見ではなく、がんによる死亡を減らすことにあります。現在、死亡率低下の科学的根拠があるとして国が推奨しているがん検診は、胃、肺、大腸、乳房、子宮頸(けい)部の5つのがんに対するものです。対象となる年齢や検査方法、検査間隔も指定しており、この指針にしたがい、忘れずに検査を受けることが大切です。

胃がんは年間13万人以上が罹患(りかん)する日本で最も多いがんです。現行の指針では、40歳以上に対して年1回、バリウムを使った胃部エックス線検査を受けることを推奨しています。

この胃がんの検診方法が見直されようとしています。厚生労働省の「がん検診のあり方に関する検討会」は今年9月、胃がんの検診項目などに関する中間報告書をとりまとめました。この中で、胃部エックス線検査に加えて、内視鏡を使った検査も推奨するとしました。

最近の国内外の研究により胃の内視鏡検査も胃がんの死亡率を減らす効果が認められたため、というのがその理由です。また中間報告書では、対象年齢も従来の40歳以上から50歳以上に、検査間隔も毎年から隔年と推奨内容を変えています。厚労省もこの報告書に沿って検診の実施指針を改正し、早ければ来年度の市区町村の検診に反映させる方針です。

胃がん検診の見直しの背景には、胃がんの原因の大半を占めるヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)の感染率の低下があります。衛生環境がよくなって、とくに若い世代のピロリ菌感染率は減っています。

40歳代の感染率は、1990年代に約6割だったのが、最近は2割近くまで低下しています。現行の胃がん検診が導入された83年当時に比べ、最近のデータでは40歳代の胃がん罹患率は約半分、死亡率は治療の進歩もあり約5分の1にまで減少しています。

ただ、内視鏡検査はエックス線に比べて費用がかかるほか、検査を担う医師の確保や、検査を安全に実施するための体制の整備が欠かせません。中間報告書では当面、現行の検診方法も認めています。がん検診も社会とともに変化していくのです。

2015.10.25 日本経済新聞より

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