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「がん治療、免疫療法を強化していく」堀田知光・国立がん研究センター理事長

2016.01.12

日本人の死因第1位であるがんをいかに克服するかは大きな課題だ。治療は手術と化学療法、放射線療法の3つが代表的だが、第4の治療法の確立が待たれている。今後の方向性について、国立がん研究センターの堀田知光理事長に聞いた。

――がんを取り巻く状況をどうみていますか。

「大づかみにとらえると、罹患(りかん)と死亡との関係がどうなっているかを考える必要がある。よく日本人は生涯のうち2人に1人ががんにかかり、3人に1人は亡くなるといわれる。2015年の推計値では、新しくがんに罹患した人は98万人で、その年にがんで亡くなった人は37万人。死亡者より罹患者の方がずっと多く、生きて治療しながら生活する『がんサバイバー』が増加している。一昔前はがんは死に直結し、『宣告されたら終わり』というイメージがあったが、今は付き合う病気に変わってきたといえる」

「背景には予防の進展がある。胃がんの原因となるヘリコバクター・ピロリ菌の除去や、進行すると肝臓がんを引き起こすC型肝炎の治療によってがん発症の予防につながっている。また検診も普及し始め、早期発見によってがんが進行する前に対処して治癒できるようになっている。手術と放射線療法、化学療法のほか、最近では体の免疫力を高めてがんを攻撃する免疫療法も組み合わせることで患者の生存期間が延びている。こうした点ががんサバイバーの人数という形であらわれている」

――現在、がん治療はどのように進められていますか。

「早期の段階では手術、もしくは内視鏡による局所療法が患者の負担を一番少なくできるだろう。放射線治療を早期段階で実施することもある。手術で腫瘍を取り切れなかったり、放射線をがんに照射しきれなかったりする場合には、抗がん剤を使う化学療法との併用になる。(白血病などを除く)固形がんを化学療法だけで治せるケースはそう多くない」

――小野薬品工業が開発した免疫治療薬「オプジーボ」が注目されていますね。

「これまでの免疫療法とは全く違う。自分の血液から採取した免疫細胞を培養し、活性化して体内に戻すといった従来のやり方は一定の効果があるとはいわれるが、それだけで治るということはまずない。また判定の仕方も病気の進行が止まっていれば有効、と見なしていた。抗がん剤のように腫瘍が消える、小さくなることでの評価はしていない」

「オプジーボは従来の化学療法や放射線と同じ判定基準で有効性を見ることができるようになった。今までの免疫療法とは全く異なり、同じ物差しで語ることはできない。また薬が効くメカニズムとして、(がん細胞が免疫を抑える機能を解除し、腫瘍をたたく)『免疫チェックポイント阻害』という科学的根拠もある。ただ全ての患者に効くわけではなく、およそ3割とされる。なぜかはよく分からない。メカニズムをもっと突き詰め、洗練していく必要がある」

――がん治療の流れを変える存在になりえるでしょうか。

「免疫療法は次のブレークスルー(突破口)になるといえる。国立がん研究センターも次は免疫療法を強化していく必要があると考えている。これまで得意ではなかったので、外部から人材を集めて研究開発を進めたい。ヒトの遺伝情報を調べてこの人には効きそうだ、副作用が少なくて済みそうだと予測する『ゲノム医療』にこれまで力を入れてきたが、それとは別の研究上の横串になる」

「高齢者向けには免疫療法などでがん細胞の活動を抑える方法を優先してはどうだろうか。抗がん剤は強い威力で一通り細胞をやっつけて正常な細胞の再生を待つが、逆に寿命を縮めてしまう恐れもある。働き盛りの人へのアプローチは違う。できる限りがんを早期に見つけて手術や抗がん剤などで治癒を目指し、早く仕事に復帰してもらう。世代によって治療を変えていく考え方が必要だろう」

2016.1.10 日本経済新聞より

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