株式会社オフィストゥーワン

お客様をがんからお守りする運動

がんは早期発見が決め手

2009.1.23[あんしん 松本 哲也より]

《 医療の現場では 》
某大学病院の消化器外科医局カンファレンスルーム、大量のCT画像を前に外科医たちがOPEの方針について議論を繰り広げる。手の施しようのない末期がんに対し、あらゆる手段を用いて闘いを挑もうとするDrの熱い思いがぶつかり合う。でも、これまで幾多の経験とあらゆる手段を駆使して治療してきたが、がんは全く小さくならずリンパ節にも転移が見られる。このままでは、OPEはできない。「何とかしてこの患者さんを助けたい!」Drたちの強い使命感と苦悩が交差して伝わってくる。

《がんも十人十色》  
私は、この様な場面に何度となく遭遇し、がんと闘う患者さんを何とかして助けようとするDrの熱い気持ちをナマで体感してきました。全国で「がんの名医」と呼ばれるDrはたくさんおられますが、彼らは日夜「がん」という難攻不落の敵と闘っています。しかし、如何に名医の神の手に掛かっても、これほど手ごわいものはありません。がんの性格は十人十色、名医の経験則をもってしても治せるか否かわからない恐ろしい病気なんです。
例えばこんなことがあります。肝臓がんに良く効く抗がん剤が開発されて、先日ある患者さんに使ったところ、目覚しい効き目で、がん細胞がみるみる小さくなり、見事OPEで取り出すことができた症例がありました。そしてまた別の患者さんを治療するに当たり、先日の劇的な成功を収めた患者さんとほぼ同じ大きさと部位であることから、同じ抗がん剤で治療を開始しました。しかしながら、がん細胞は小さくなるどころか、大きくなるばかりで全く効かないのです。この様に、同じ薬でも、患者さん全てに効くとは限らない、人間にも一人一人必ず個性があるように、がん細胞にも強い個性があるためにこういうことが起こるのです。結果的に、抗がん剤と放射線治療、それに先進医療も加えた健康保険の使えない治療を駆使して何とかOPEに漕ぎ着けることができましたが、自由診療で多額の医療費を必要とする治療となって、多額のお金のかかる経済的にも怖い病気となってしまいました。しかも、進行がんの場合は、先の患者さんのようなケースが稀で、後者のケースが圧倒的に多いのです。

《早期が決め手》  
がん治療の現場では、「もう少し発見が早ければ何とかできたのに」とか、「どうしてこんなになるまで病院に来なかったんですか?」とか、がんの進行が進めば進むほど、上記のように「がん」は手ごわい敵と化します。ステージがⅠからⅣに進むにつれ、治療実績は加速度的に下がり、5年相対生存率は大きく落ち込みます。即ち、早期発見・早期治療がいかに重要であるかということなんです。治療に携わるDrたちも声を大にして、早期発見・早期治療の重要性を訴えておられます。

《悲しい経験》  
私が治療プロジェクトに参加したときの患者さんの一人に「進行乳がん」の方がおられました。自覚症状も出て、かなり進行した状態で初めて診察を受けられたために、すでにOPEもできないような状態でした。抗がん剤と放射線(コバルト60)治療を受けたため、髪は抜け、胸部は放射線治療の影響で赤くただれ、患部は「夏みかんが腐ってつぶれたような」状態になってしまいました。手の施しようも無いために、先進医療である温熱療法も併用して治療がすすめられました。私も、白衣を着ていたので、治療を終えて部屋を出て行く患者さんから、「先生ありがとうございました」と声をかけて頂き、胸にジンときてしまうことがありました。翌週次クールの治療のために病院に行きましたが、その女性は容体の急変で亡くなったとのことで、患者さんの言葉が強く心に残ってしまいました。
私自身何度かそのような体験をしましたが、Drたちは日常茶飯事のようにそのような経験をされています。怖い病気だから、発見されて宣告されるのが怖い・・・そんな気持ちがはたらいてしまい、検査も受けることなく耐えられなくなって病院に駆け込む。そんな患者さんと出会う度に、「もう少し早く発見できていれば」というジレンマとも戦っておられるのです。

《私達にできること》  
私が、医療現場にいた当時に比べれば、ステージⅠの生存率ははるかに高くなっています。しかし、それ以降のステージになると、少しは改善しているものの大きな進歩は見られません。いかに早期に発見して、早く治療を開始するかが勝負です。
私達はDrではありませんから、お客様に対する「がんの治療」はできません。しかし、治療が容易で、高い治癒率が望める早期発見を促し、早期治療を受けてもらえるように導くことはできます。進行がんや末期がんの「治療の難しさや」、難しいが故の「医療費負担の怖さ」をお客様にお伝えし、早期発見・早期治療のために少なくとも一年に一度、できれば半年に一度の健康診断を受けられるよう促すこと、これならば、私達にもできます。
あんしん生命ではお客様向けサービスとして、「人間ドック・がんPET検診優待サービス」を展開しております。大切なお客様をお守りするために、弊社サービスのご案内も活用して健康診断受診の重要性をお伝え頂くことで、一人でも多くのお客様や身の周りの方々が、上記に述べた乳がんの患者さんのようなことにならないように、生命保険の仕事に携わる者としての使命感を持って仕事にお取組んでいこうと思います。

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