株式会社オフィストゥーワン

お客様をがんからお守りする運動

「がんワクチン」延命効果に期待 免疫力高め、がん細胞を抑える

2009.2.6[芳賀孝之より]

日経新聞でこんな記事見つけましたシリーズ!

体の免疫力を高めてがんを鎮める「がんワクチン療法」が注目されている。手術や抗がん剤で治療不可能な場合でも、延命効果が期待できるからだ。複数の病院で有効性を検証する大規模な臨床試験が始まった。保険が利かない自由診療で専門外来をスタートさせる大学病院も出てきた。  
一月下旬、国立がんセンター東病院(千葉県柏市)の診察室。「腫瘍マーカー(目印)の値は下がってますね」との医師の説明に大野圭一さん(仮名、52)はほっとした様子だった。  
肝臓がんと診断されたのは10年前。三度手術し、ラジオ波治療や粒子線治療も受けた。肺への転移が見つかり、昨秋、臨床試験への参加を決めた。二週間前に一度、山形県から通院し、がんワクチンを注射してもらい、血液やコンピューター断層撮影装置(CT)検査で効果を見ている。
「やれることはやりたい。新しい治療法があるのは大きな期待」と語る。肝臓がんの再発はなく、肺に転移したがんの進行も止まっている。  
大野さんが受けるペプチド(たんぱく質の断片)ワクチン療法は、がん細胞だけが作り出す「がん抗原」からペプチドを人工的に合成し投与する。抗原にだけ反応する免疫細胞が集まり、がんをたたく。  
東病院は肝臓がん患者二十四人に治療したところ、二十二人で免疫細胞のキラーT細胞が増え、実際にがんに集まっていることもわかった。腫瘍マーカーが下がったのは、十四人で中には5.5cmのがんが半分の大きさになったり、1.3cmのがんが消失したりした人もいる。  
政府は昨年十一月、革新的な医療創造を進める「スーパー特区」に、二つのがんワクチンプロジェクトを選んだ。一つが東大医科学研究所の中村教授を中心とする、臨床試験で全国六十一施設が参加し、対象とするがんの種類や試験内容は施設で異なるが、ペプチドを投与して免疫反応を促すというプロジェクトでもう一つが、三重大学の珠玖教授らを中心にしたプロジェクトでペプチドだけでなく、たんぱく質そのものも使う。たんぱく質丸ごと、投与することで「免疫細胞をより効果的に活性化できる」抗がん剤が効かなくなった食道がんの患者に投与したところ、がんが縮小し、進行も止まった。  
ただ、両プロジェクトとも研究段階で誰でも治療してもらえるわけではない。  
久留米大学はより多くの患者を対象にするため、四月にがんワクチン療法の専門外来をはじめて立ち上げる。健康保険が使えないため、血液検査やワクチン代など数十万円(六回投与)かかるが、専門外来設置を発表して以来、問い合わせが殺到しているという。  
免疫学が進歩し、2000年以降、がんに対する免疫細胞の働きが、次第に明きらかになってきた。「がん抗原には、複数あり、人によって抗原への反応性も異なる。何をワクチンに選ぶかが重要だ。がんワクチンは五年以内には、新タイプの医薬品として承認されるだろう」と久留米大学の伊東教授は言う。

前のページに戻る
おかげさまで30周年
お客様をがんからお守りする運動
BCP提携
経済産業省日本健康会議で「健康経営優良法人2024」に認定されました。
日本乳がんピンクリボン運動
(弊社はJ.POSHのオフィシャルサポーターです)
プロバスケットボールチーム 大阪エヴェッサ
(弊社は大阪エヴェッサのオフィシャルパートナーです)
Facebook公式Facebookページ

お問い合わせ・事故・お車の故障は

【株式会社オフィストゥーワン】
本社:06-6337-4921
大阪東支店:072-893-6565

【東京海上日動あんしん110番】
0120-119-110
(事故は119番・110番)
24時間365日受付、携帯電話・PHSからのご利用可能

ページトップへ