2009.2.7[芳賀孝之より]
国立がんセンター研究所の大木理恵子研究員らは、がんを抑制する遺伝子「PHLDA3」を発見した。人のがん細胞にこの遺伝子をいれると、がん細胞を死滅させることが分かった。新たな抗がん剤や診断法の開発につながる成果。米科学誌「セル」に六日、発表した。
多くのがんでは発がんの過程で「Akt]というがん遺伝子が働く。Akt遺伝子が作るたんぱく質は細胞膜にある、リン脂質と結合し、がんを引き起こす。今回発見したPHLDA3が作るたんぱく質は、Akt遺伝子のたんぱく質と同じ細胞膜のリン脂質に結合。Akt遺伝子のたんぱく質が細胞膜と結合できなくなり、がんを防ぐ。PHLDA3の作るたんぱく質と似た構造の化合物を合成すれば、新たな抗がん剤の開発などに結びつく可能性があるという。
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