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肝細胞がんに効果的な新薬が認可されました!

2009.11.13[小橋史子より]

肝がんの9割を占める肝細胞がんに効果的なソラフェニブ(商品名ネクサーバル)という新薬が今年5月に認可されました。

肝細胞がんは男性に多く、肺がん・胃がんに次いで3番目、男女のトータルでも3番目に多いがんです。B型肝炎やC型肝炎、肝硬変等の患者さんが、がんになる危険が高いと考えられているようです。

若い頃、B型肝炎でインターフェロン治療を受けていた患者さんが、みぞおち付近に激しい痛みを感じ、検査で肝臓に7cm大の腫瘍が見つかり、切除手術や腫瘍につながる血管の血流を止める肝動脈塞栓術を受けたが、半年後に肺に転移し主治医から「もう標準的な治療法では無理」と言われたそうです。
ソラフェニブを知ったのはそんな時。肝細胞がんに効く飲み薬として欧米で使用されていたが、当時国内では未承認。「わらをもつかむ思い」で個人輸入に踏み切り大学病院で治療を始め、飲み始めるとみるみるうちに効果が出て、半年で腫瘍はほぼ消えてしまったとの事。今は朝晩、薬を飲み、毎月外来で治療を続けているそうです。

肝細胞がんは腫瘍の大きさ・数などにより、切除手術や腫瘍にラジオ波やマイクロ波を当てたりアルコールを注入したりする局所療法があり、今年5月に承認はされましたが、今のところこれまでの治療法で限界のある患者さんだけに使えるようです。また、薬代は1か月7万円程。完治は国内ではまだ数例。新しい治療法として注目されており、切除手術や局所治療後の再発防止の効果を探る治験も進行中との事です。

がん治療の最先端は、ソラフェニブのようにがん細胞を狙い撃ちする「分子標的薬」の開発が盛んで、従来の抗がん剤の多くは激しく増殖する細胞を攻撃するため副作用も多くあった。分子標的薬はそれぞれのがん細胞が持つ特異な「分子」を狙うため、ほかの細胞への影響が少なく、副作用も少ないようです。だが、副作用はゼロではない。治りたいが一心で、副作用が出ても飲み続ける患者さんや治療が入院から外来に変わることにより、患者さんにどのような事が起こっているか等の変化やふれあいが少なくなり、その部分をどのようにカバーしていくかが今後の課題のようです。

朝日新聞 ’09年11月13日 朝刊より

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