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NHKスペシャル「立花 隆氏のがん生と死の謎に挑む」

2010.1.19[永松 潤より]

非常に興味深く視聴することができた表題番組についてので、皆様にご番組内容を、ご報告させていただきたいと思います。
1971年にアメリカのニクソン大統領が「がん戦争の宣言」をしてから50年が経ったにもかかわらず、抗がん剤で完治が期待できるがんは「急性白血病」「悪性リンパ腫」「精巣(睾丸)腫瘍」「絨毛がん」(国立がんセンターホームページより)位だそうで、毎年、日本では、年間約30万人世界では約800万人が、がんによって亡くなられています。 この番組は、5章に分けられ、がんの正体に迫っています。

第1章「がんとはいったい何か」 

体細胞は毎日生まれてきています、がん細胞はこれらのコピーミス(Pas)といわれており、最先端の薬による治療が「分子標的薬」でPasを破壊するそうです。しかし、がんは宇宙のように複雑な仕組みで人類が作り出す薬に対抗してきました。がんは進化しているのでしょうか?

第2章「進化が生んだがん遺伝子」 

がん細胞の中心部は酸素が届きにくい為、「低酸素領域」と呼ばれます。この「低酸素領域」でも生き残る能力を持つ遺伝子(HIF-1)はすごいパワーと耐久性をもっており、がん細胞はこの力を用い、他の組織への浸潤(他の血管に移動する)を行っていきます。しかし、HIF-1は低酸素環境のなかで生き抜いてきた、人類の歴史のなかで必要不可欠であり、これまで生き抜いてきた生命の強さの歴史そのものが、がんの強さに反映しているという事実があります。(ちなみに、HIF-1のないネズミの胎児は生まれる前に死んでしまいます)

第3章「正常細胞の裏切り」

 一般的に体が傷ついた場合、傷ついた体が信号を送り、菌を食べるマクロファージ(細胞の移動や成長を促す物質を放出する免疫細胞)を集めるのですが、これと同じことが、がん細胞からマクロファージへ救援信号が送られ、助けに来たマクロファージががん細胞を安全なところに移動させ他の血管に導く(浸潤)という作業を手助けしてしまうということが起こります。現在は正常細胞も白血病細胞に栄養を与えていることが解っており、また、様々な細胞もがんを助けていることが見つかってきました、この場合抗がん剤治療を行うと正常細胞にも悪影響を与え副作用が出るということになります(がんとは半分は自分で半分は敵)。

第4章「がんは生命そのもの(がん幹細胞説)」

がん幹細胞は正常な生命維持に必要な内臓、皮膚、血液、神経の幹細胞に非常に似ており、がん幹細胞への攻撃は正常な幹細胞への攻撃になりえます。(がん幹細胞だけ、機能を止めるのは大変難しい) 京都大学の山中教授によると、がんは生命の根源に極めてちかいと考えられています、iPS細胞(人工的につくられた幹細胞)の再生能力は手足を再生するイモリの再生能力に近いものですが、その構造は正常な細胞に4つの遺伝子を組み込んだものですが、そのうちの2つはがんです。iPS細胞には体に役立つ細胞になるまでに、がんになるものが多数見つかっており、両極端な細胞のようですが、命を生むiSP細胞ができる過程と命を奪うがん細胞ができる過程は非常に似ています(iPS細胞の実用化の課題はがんである)。このことから、人間にイモリのような再生能力が与えられていないのは、がんを避ける為の進化の選択ではないかと考えられ、つまりイモリはがんになりやすいが、人間は再生はしないが、がんのリスクが低い方を選択したと考えられる。

第5章「がんとどう向き合うか」

立花氏は「がんに立ち向かうつもりなし」と言われましたが、皆様はどの様に考えられますか?

以上

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