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人工乳房に保険適用 自己負担3割以下に 来月から 乳がんで全摘出対象

2013.6.19

厚生労働省の中央社会保険医療協議会(中医協)は12日、乳がんの全摘手術後の乳房再建に使う人工乳房への保険適用を承認した。国内では初めてで、7月から適用が始まる。乳がん患者は増加傾向が続いているが、乳房を切除した後の人工乳房による再建は自費診療だった。保険適用になると原則3割の自己負担で済み、普及を後押ししそうだ。
中医協が保険適用を承認したのは、米国の医薬品・医療機器メーカーの日本法人、アラガン・ジャパン(東京・渋谷)の人工乳房と、人工乳房を体内に入れる際に皮膚を伸ばすのに使う皮膚組織の拡張器。価格はそれぞれ6万9400円、3万2100円で、患者の自己負担は3割となる。

アラガン社によると、従来乳房再建を行う患者は、並行輸入された人工乳房や皮膚組織拡張器の費用のほか診療費や入院料など含め、全体で70万~90万円ほどかかるコストを自費でまかなっていた。これらの費用も公的医療保険でカバーされるため患者負担は3分の1程度に大幅に軽減されることになる。高額医療費を一定額に抑える高額療養費制度も活用すれば負担はさらに少なくなる。

乳がんは女性のがんと診断される部位別でトップ。年間の新規患者数は推計で6万人程度まで増加している。乳がんはホルモンの影響のほか、出産歴がないことや初産年齢が遅いこと、飲酒などがリスク要因と指摘される。早期発見できれば生存率が高い。乳房切除による治療も選択肢としてとられる。

今回の人工乳房などへの保険適用は、乳がんが見つかり乳房を全摘出した後の再建術に限られる。米女優のアンジェリーナ・ジョリーさんが実施したことで話題となった、予防のための乳房切除には適用されない。

乳房再建ではこれまで、患者自身の腹部の脂肪などを移植して使う「自家再建」は保険適用が認められていた。今回、人工乳房も保険適用が承認されたのは、乳がん治療によって失われたものを元の形に戻すことから「治療の一環としてとらえられ、美容整形目的とは異なる」(厚労省)と判断されたためだ。

自家再建は自然な温かみがあるなどのメリットの一方、健康な体の部分を傷つけ負担が大きい。人工乳房は体を余分に傷つける必要がなく自然な形を作りやすい半面、シリコーン素材が冷たく感じられるなどの違和感を覚える人もいる。

2013.6.13 日本経済新聞より

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