2013.7.1
京都大の平岡真寛教授らは28日、副作用を減らす最新の放射線治療を膵臓(すいぞう)がんの患者に初めて実施したと発表した。呼吸などで位置が変化する膵臓の病巣を正確に狙うとともに、照射する放射線の強さをコンピューターで制御し、周辺の正常な臓器への影響を抑えた。
膵臓がんの病巣は呼吸によって位置が数センチ変わる。病巣の動きを考慮して放射線の照射範囲を広げると、周囲の正常な臓器もダメージを受け、出血などの問題が起こる。
治療は平岡教授らが三菱重工業や先端医療センター(神戸市)と開発した装置を使った。体内に埋め込んだ金を目印に病巣の位置をリアルタイムで追尾し、放射線を照射する。
京大病院で6月、60歳代の男性患者に計5回照射した。従来の治療に比べ、正常臓器に放射線が当たる量は胃で37%減、十二指腸で約20%減となったという。
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