2013.9.18
新聞やテレビ、雑誌、広告、ウェブサイトなどで「△△を食べると○○がんの予防に効果がある」「□□で◎◎がんが治った」という報告を見たり聞いたりする機会があります。このような情報の信頼性は千差万別です。情報に振り回されないために、チェックポイントを覚えておくことが大切です。
まずは情報源を確認しましょう。医学誌に載った論文か、学会で発表したのか、単に取材に応じて意見を述べたのか。それにより信頼性は大きく異なります。一流の医学誌になるほど厳密な審査を経ています。国内の学会では懐疑的な研究も含めて広く採択される傾向にあります。また、人で試した成果は動物だけの研究よりも実用化に近い段階にあると考えてよいでしょう。
研究手法の違いに着目するとさらに判断材料が増えます。新しい薬や治療法などを試す患者と試さない患者をランダムに決め、一定期間追跡し比べた研究の結果は最も信頼できます。比べる対象がない場合や、後から結果を解析する研究は信頼性が下がります。
今はインターネットで誰でも自由に意見を発信できる時代です。サイトの目的や発信者の情報、連絡先や更新日などの記載があるか、特定の商品や治療法の勧誘ではないかなどを確認してください。耳当たりのよい話は疑ってかかるくらいが適切です。
(回答者=若尾文彦・国立がん研究センターがん対策情報センター長)
9/8 日本経済新聞より
お問い合わせ・事故・お車の故障は
【株式会社オフィストゥーワン】
本社:06-6337-4921
大阪東支店:072-893-6565
【東京海上日動あんしん110番】
0120-119-110
(事故は119番・110番)
24時間365日受付、携帯電話・PHSからのご利用可能