2013.11.26
大腸内視鏡検査を定期的に受けている人の方が、受けていない人より寿命が長いという米国の報告がある。欧米諸国では大腸がんの発生が多く、早期の発見と治療に大腸内視鏡検査が一役買っているのだろう。
日本でも胃がんによる死亡率が減少する傾向にあるなか、大腸がんが増えている。
大腸がん検診には便検査が一般的だ。がんからは、しばしば出血している。そこで、大腸がんから出た血液を便で調べて診断する。ただし、大腸がんでも常に出血しているわけではなく、便検査だけで大腸がんが早期発見できるわけではない。
大腸がんの多くは、前段階のポリープから発生する。大腸がんのみならず、大腸ポリープを見つけるのに有用なのが、大腸内視鏡検査だ。腸の洗浄液で大腸をすっかりきれいにした後で、大腸の中をすべて観察する。
以前は、苦痛の多かった検査だが、今では機器と医療技術の開発で、楽に、しかも正確に検査ができるようになっている。中年以降の人は、検査を受けると良いだろう。
(東京医科歯科大学大学院教授 奈良信雄)
2013/11/22 日本経済新聞より
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