株式会社オフィストゥーワン

お客様をがんからお守りする運動

遺伝よりも生活習慣

2014.05.19

がんは遺伝子が傷ついて不死細胞ができる「遺伝子の病気」です。しかし「遺伝病」という見方は誤解です。遺伝はがんの原因の5%程度にすぎません。

まったく同じ遺伝子を持つ一卵性双生児でも同じがんにかかる確率は1割程度にすぎません。逆に、結婚後長い時間をともに暮らす夫婦は同じがんにかかりやすい傾向があります。特に、肺がんや胃がんでは、夫婦が同じがんになる確率が高いことが分かっています。

がんの原因の半分以上が生活習慣によるものです。このため、社会のあり方や生活習慣によって、がんの種類も変わってきます。例えば、最近、韓国に抜かれましたが、日本は長い間、世界一の「胃がん大国」でした。今、がん死亡数では肺がんが1位ですが、患者数では胃がんが依然トップです。

一方、白人では、胃がんは日本人の10分の1程度で、米国では白血病を下回ります。しかし、米国でも1930~40年代は胃がんがトップで、今の日本並みに発生率が高い時代がありました。日米の「胃がん格差」は民族差によるものではないのです。

ハワイやブラジルなど、海外に移住した日系人は日本人の遺伝子を持っていますが、かかりやすいがんの種類は日本に住む私たちと大きく異なります。例えば、乳がんは日本でも増えているものの、依然として欧米と比較すれば罹患(りかん)率、死亡率ともに半分に満たない低さです。

これに対し、ハワイやブラジルの日系人の罹患率は国内の2.5倍に達します。動物性脂肪などが多い西洋的な食生活が、日系人に乳がんを増やしたと考えられています。

逆に、胃がんの発生率は、日本からハワイヘ移住した人では大幅に低くなっています。塩分の少ない食事に変わったことが原因でしょう。一方、ブラジルの日系人では、国内とほとんど変わっていません。ハワイとの差は、塩分の多い日本的な食生活を海外の移住先でも続けたかどうかによるものだと思います。

がんの発生原因の半分以上が、喫煙、飲酒、食事、塩分過多、運動不足などによるものです。そして、男性のがんの約6割が、女性のがんでも3割程度が予防できることが分かっています。

2014.5.18 日本経済新聞より

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