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がん社会を診る 身体は若々しくて・・・

2015.01.26

がんは遺伝子の老化といえる病気で、年齢とともに急増すると説明してきました。それを裏付ける数字を紹介します。日本人男性が何らかのがんにかかる確率を2008年のデータをもとに計算してみると、39歳までにがんになる確率は0.9%にすぎません。49歳、59歳までにがんになる確率もそれぞれ2.4%、7.7%にとどまります。

しかし69歳までには2割、79歳までには日本人男性の4割近くが何らかのがんにかかり、生涯では約6割になります。男女を合わせると、がんと診断される人の3分の1が20~64歳で、20~69歳でくくると約半数になります。現役世代も無縁ではありません。

定年延長など雇用の長期化によって、日本は世界で最も長く働く国の一つになっています。がんで相次いで亡くなった俳優の高倉健さんや菅原文太さんのことを先週紹介しましたが、日本の高齢者の多くが年齢より若く見えます。働く意欲も他の先進国と比べ際立って高くなっています。

65歳以上の高齢者の就業率は1割を超え、若い世代の就業者数の低下を補い、就労人口を維持しています。急速な少子化が進む日本では、高齢者が働くことで経済成長や社会保障制度を下支えしているといってもよいと思います。このことは、若々しくて勤労意欲を持ち、実際に長く働いて日本社会に貢献している高齢者にがんが増えることを意味します。

戦後の日本人の生活は、バランスのよい食事や十分な身体活動など、理想的といえるものでした。日本人の肉体が昔より若くなってきたことは確かです。たとえば「サザエさん」のお父さんの波平さんは、漫画が誕生した60年以上も前からずっと54歳の現役サラリーマンですが、今の50代とは見た目は大違いです。

ただ、どんなに身体的に若くなっても、遺伝子であるデオキシリボ核酸という物質は、長く使えば「経年劣化」によって傷が積み重なっていきます。遺伝子の老化はあくまで年齢で決まるからです。

勤労者にがん患者が増えた場合に重要になるのが、仕事とがん治療の両立です。これまでも指摘されてきましたが、さらに重要度が増します。厚生労働省が患者の就労支援をがん対策の重点項目と位置づけているのはこのためです。

2015.01.25 日本経済新聞より

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