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がん社会を診る 臓器ごとに別の病気

2015.04.21

国立がん研究センターの最新情報によれば、男性が一生涯に何らかのがんを発症する確率は60%、女性は45%です。日本ではがん患者の診断情報などを集積する「がん登録」が遅れてきたため5年前の2010年のデータが最新となります。

一生のうちにがんを発症する「生涯累積がん罹患リスク」は高齢化に伴って毎年1%程度ずつ上昇し続けています。この傾向が続くと仮定して、単純に当てはめると日本人女性のおよそ2人に1人、男性では3人に2人が「がんになる時代」といえます。

同センターによると、10年に新たにがんと診断されたのは約80万5000人でした。内訳は男性約46万8000人、女性約33万7000人。男女を合わせて臓器ごとにみると、多い順に胃、大腸、肺、乳房、前立腺でした。

一方、13年にがんで死亡した人は約36万5000人で、内訳は男性約21万7000人、女性約14万8000人でした。男女を合わせると肺がトップで、胃、大腸、膵臓(すいぞう)、肝臓が続きます。

簡単にいえば、肺、膵臓、肝臓では、がんを発症する患者に比べて死亡者数が多く、治りにくいといえます。一方、乳房や前立腺にできるがんは比較的、治りやすいといえます。

がんの治りやすさを考えるための正確な指標は5年相対生存率といいます。これは、あるがんと診断された人のうち5年後に生存している人の割合が、日本人全体に比べてどのくらい低いかを示す数値です。100%に近いほど治りやすいがん、0%に近いほど治りにくいがんです。

03~05年にがんと診断された人全体の5年相対生存率は58.6%。今や、がんの6割近くが治る時代です。臓器の種類別にみると、乳房、前立腺、甲状腺、皮膚は治りやすいタイプで、5年相対生存率は9割近くに達します。大腸、子宮、喉頭、ぼうこう、腎臓でも65%ですが、胃、卵巣、血液の悪性リンパ腫では55%となります。また、食道、肺、肝臓の場合、それぞれ34%、30%、28%と大きく下がり、膵臓は7%と突出して数字が小さく治りにくくなっています。「がん」とひとくくりするのではなく、臓器ごとに別の病気と理解する必要があるといえます。

2015.04.19 日本経済新聞より

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