2015.09.25
神戸市立医療センター中央市民病院の加藤了資医師らは、肺がん患者の血液に特定のたんぱく質がどれくらい含まれるかで、手術後の余命に1.5~2倍の差がつくとする研究結果をまとめた。緩和ケアを始める時期など、今後の治療方針を決めるのに役立つという。
この2種類のたんぱく質は肺腺がんと肺扁平(へんぺい)上皮がんという2種類のがんと関係している。まず246人の進行した肺腺がんの患者について、がん細胞から漏れ出る血液中のたんぱく質を調べた。「CA19―9」と呼ぶたんぱく質の濃度が高いと、平均余命は12カ月強と、低い患者の26カ月強の半分以下になった。
これに対し、肺扁平(へんぺい)上皮がんが進行した90人の患者では、腫瘍マーカーなどに使われる「CEA」と呼ぶたんぱく質の濃度を調べたところ、濃度が一定以上だと余命は平均15カ月だったが、一定以下では9.5カ月だった。
2015.9.21 日本経済新聞より
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