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がん社会を診る 乳がん、40代後半がピーク

2015.10.09

元女子プロレスラーでタレントの北斗晶さん(48)が自身のブログで乳がんであることを告白し、9月に右乳房の全摘出手術を受けました。

がんは老化といえる病気ですので、年齢とともに増えていきます。ただ、乳がんは例外で、北斗さんのように40代後半にピークがあります。これは、乳がん細胞が女性ホルモンの刺激で増殖するからで、50歳前後で閉経を迎えるとリスクは減ります。一方、男性ホルモンは一生分泌され続けるため、前立腺がんは年齢とともに増え続けます。

乳がんは日本で毎年約8万人が発症します。女性がかかるがんの中で最も多いものですが、出生率の低下も増加の背景になっています。妊娠によるホルモン環境の変化や授乳は乳がんのリスクを減らすためです。肥満も原因の一つです。同じ女性のがんでも、ウイルス感染が原因のほぼ100%である子宮頸(けい)がんとは対照的な「欧米型」のがんの代表といえます。

乳がんは早期に発見して適切な治療を受ければ、治る確率が高い病気です。2センチ以下のしこりで、リンパ節への転移がない状態であれば、約90%の人がほぼ完治します。

乳がんの早期発見の鍵は専用のエックス線検査「マンモグラフィー」です。厚生労働省は2年に一度の検査を推奨しています。北斗さんは毎年検査を受けていたと報道されています。このためマンモグラフィーに対する疑問の声も聞かれるようですが、乳がん検診も万能ではありません。

胃がんや肺がんなどもそうですが、乳がんでも進行が非常に速いタイプが2割程度あります。こうしたタイプは毎年検査を受けても発見できないことがあります。逆に、通常のゆっくり進行するタイプは2年に一度の検査で十分で、毎年の受診は過剰な放射線被ばくを受けることになります。もしどうしても心配な場合は、超音波検査を追加してもよいかもしれません。

進行が非常に速いタイプの乳がんを早期に見つけるためには、マンモグラフィーとともに「自己触診」を実施することが重要です。毎月、自分で触れることで、乳房の感触などを覚えておき、変化があればすぐに専門医を受診することが大切です。検診と自己触診が、乳がんから身を守る秘訣といえるのです。

2015.10.8 日本経済新聞より

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