2016.03.23
がん化した細胞を「狙い撃ち」するタイプの治療法も広がっている。通常の抗がん剤は健康な細胞まで傷つけてしまうが、白血病細胞だけに効く薬であれば副作用の軽減が見込めるためだ。
急性リンパ性白血病は患者の3分の1で「フィラデルフィア染色体」に異常がみられる。このタイプの場合、白血病細胞を選んで攻撃する分子標的薬「イマチニブ」などが有効で、大阪市立総合医療センターや広島赤十字・原爆病院などが採用している。
札幌北楡病院は体の免疫機能を使ってがん細胞を集中攻撃する「樹状細胞ワクチン療法」も取り入れている。まず体外で患者の樹状細胞を培養し、白血病細胞の目印を認識させる。体内に戻すと司令役となってリンパ球に目印を教え、攻撃させる仕組みだ。
副作用が少なく、再発予防の効果も期待されるが、保険が適用されない自由診療となる。費用は1回200万円ほどかかる。自由診療を行うと、同じ病院で受けた保険診療部分も原則、自己負担となる。このため主な対象は他の病院の患者としている。
2016.3.22 日本経済新聞より
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