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からだのフシギ 膵臓がん、見えない難敵

2016.08.08

小さな大横綱といわれた千代の富士(九重親方)が亡くなった。61歳の若さである。死因は膵臓(すいぞう)がんとの報道だ。

医学・医療の進歩で多くのがんは早期に発見できるようになった。だが医学が発展しても診断の難しい病気がある。その代表が膵臓がんである。膵臓がおなかの奥深くにあり、症状が出にくい。初期には「食欲がすぐれない」「おなかに鈍い感じがある」などしかない。血液検査やX線検査でも発見しにくい。サイレントキラーとよばれるゆえんだ。年間に3万人ほどが命を奪われている。

膵臓は、食べ物の消化を助けるアミラーゼなどの消化酵素を出す。血糖値を調整するインスリンも出る。膵臓に病変があると、消化不良になったり糖尿病になったりする。急に糖尿病になって膵臓がんが発見されることもある。

診断しにくいとはいうものの、近代医学は挑戦し続けている。血液検査では「CA19―9」などの腫瘍マーカーが役立つ。超音波、コンピューター断層撮影装置(CT)、磁気共鳴画像装置(MRI)、内視鏡の検査などで診断ができる。治療はがんを取り除く手術が基本だが、化学療法も併用される。難敵だが、適切な治療を受ければ完治も可能だ。膵臓の病気が疑われる場合には、消化器科に相談していただきたい。

(順天堂大学医学部 奈良信雄特任教授)

2016.8.7 日本経済新聞より

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