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ノーベル賞のガン免疫薬、効力向上へ

2018.10.10

体内に備わる免疫の力を利用してがんをたたく「がん免疫薬」で、標的となる分子を探索する研究が加速している。京都大学の本庶佑特別教授らが免疫のブレーキ役となる分子を突き止めてノーベル生理学・医学賞の受賞が決まったが、まだ見つかっていない標的分子は多い。新たに特定できれば既存薬「オプジーボ」(一般名ニボルマブ)を上回る治療効果のある免疫薬ができるかもしれない。一部の大学は動物実験でがんの増殖や転移を抑える効果を確認した。

本庶氏が免疫細胞の表面で発見した分子「PD―1」は免疫のブレーキ役を担っている。がん細胞がこの分子に結合すると免疫はおとなしくなり、がんを攻撃しない。抗体でPD―1にフタをすればがんとの結合を邪魔してがんをたたき始める。ノーベル賞を共同受賞する米テキサス大学のジェームズ・アリソン教授が機能を突き止めた分子「CTLA―4」も基本的には同じ原理だ。

PD―1のようにがん免疫薬の標的となる分子は現在、主に3種類しかない。本庶氏の成果を基に発売したがん免疫薬「オプジーボ」は世界中で普及が進む一方、高額で、効く患者が一部にとどまっている問題がある。

PD―1に続いて標的となる分子が次々と見つかれば、より多くの患者に効く免疫薬の開発が進む可能性がある。

千葉大学の中山俊憲教授と木村元子准教授は、免疫の働きに関わる分子を新たに特定した。がんをたたく免疫細胞「T細胞」の表面にある「CD69」という分子に着目。これに特定の抗体がくっつくと、免疫細胞が疲れずがん細胞への攻撃を続けることを突き止めた。

乳がんを移植したマウスに抗体を投与したところ、肺へのがんの転移を3分の1以下に抑えられた。T細胞の疲弊を防いだとみられる。5年後に臨床試験(治験)の開始を目指す。

山梨大学の猪爪隆史講師や慶応義塾大学の河上裕教授は、T細胞の表面にある「TIGIT」という分子の働きを利用した研究を進める。がん細胞は、この分子に結びつくことでT細胞の能力を抑え込んでいる。研究チームは特定の抗体で分子にフタをし、がん細胞との結合を分断した。

するとがんをたたく「インターフェロンガンマ」という生理活性物質の分泌量が5割増えた。

がん細胞は腕のような形をした「PD―L1」という分子を細胞表面に作り、PD―1にくっついて攻撃にブレーキをかける。このPD―L1に似た働きの分子を探す研究も進んでいる。

東京理科大学の松島綱治教授は白血球の一種「マクロファージ」に着目した。この細胞はがんを攻撃するが、がんが育つとともに他の免疫細胞からがんを守るようになる。松島教授は「DSF」という低分子化合物がマクロファージの細胞表面のたんぱく質に別の分子を介してくっつくことで、がんを守る能力を抑えることを見つけた。

がん細胞とPD―1の結合をブロックする抗体などと併用してマウスに投与したところ、がんの増殖を防いだ。2018年度内に、胃がん患者を対象とした臨床研究を始める計画だ。3年かけて効果を確認する。

どの標的分子を狙うかでがん免疫薬の効き目は変わってくる。より多くの分子を特定すれば新薬の芽となる。本庶氏の成果を追った研究の成果が表れて新薬の開発につながれば、がんを治療できる患者の数が大きく増えると期待される。

2018.10.8 日本経済新聞より

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